Memorial

創業100周年における寄付贈呈式

2021年、榊原建設株式会社は皆様に支えられ創業100年を迎えました

弊社は初代、榊原信太郎が旧半田町(現半田市)で1921年(大正10年)榊原建設を創業してからおかげさまで100周年を迎えました。これもひとえにお客様や地域の皆様のおかげです。今後とも皆様に多くの幸せを感じて頂けるように精進して参ります。

弊社は愛知県一宮市に根付いてからも一宮庁舎をはじめ数多くの公共施設建設に携わってまいりました。感謝の意を込めて記念事業やコロナウイルス対策に役立ててもらうため、一宮市に138万円を寄付させていただきました。

中日新聞に掲載されました(2021年2月14日)

公共施設で未来を築く 榊原建設が創業100年

本文:一宮市北園通の建設会社「榊原建設」が今年、創業百年を迎えた。同社は同じく今年百周年を迎える同市の庁舎をはじめ、市内の公共施設を多く手掛けてきた。三代目の榊原譲代表取締役社長(六七)は「これからも一宮市とともに歩み、市の発展に貢献していきたい」と意気込む。

「ここまで来られたのは一宮市に育てられたから」。榊原社長は一月、記念事業や新型コロナウイルス対策に役立ててもらうため、市名にちなんだ百三十八万円を市に寄付。市役所を訪れ、中野正康市長に目録を手渡した。

市内にある警察署、病院、税務署、商工会議所、県弁護士会館、現在の市役所本庁舎・・。いずれも同社が手掛けた施設だ。百年間で読け負った工事件数延べ二千四百三十七件のうち、三分の一が公共施設。半分以上は一宮市内の事業で、各小中高校やいちい信用金庫本店・支店、修文大なども施工している。同社は一九二一(大正十年)年一月、榊原社長の祖父信太郎さんらが旧半田町(現半田市)で創業。当時では珍しい鉄筋コンクリート建設の技術があり、半田署庁舎建設の実績を買われ、一宮市制初の庁舎を請け負うことに。三十年に完成した庁舎は北東の角を正面玄関とし、切石積み風の端正な顔立ちに仕上げた。庁舎建設を機に一宮に拠点を移した同社は、市や県などから建設工事を請け負い、一宮空襲、伊勢湾台風、オイルショックなども乗り越えながら、「公共の榊原」と呼ばれるように。昭和三十年代は繊維産業の好況「ガチャマン景気」にも乗り、繊維工場の建設ラッシュにも携わった。二代目の父次雄さんから九五年にバトンを受け継いで以降、会社のかじを取る榊原社長。公共事業の発注減や繊維業の衰退で取り巻く環境は変化する中、社内体制の合理化を進めつつ、「信頼を得る工事を続けていきたい。社会の貢献と社員の幸福を両立させていく」と語った。

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